あとがき
平成8年11月に開催した「第一回昔の教科書展 国語の巻」に続き,「第二回昔の教科書展−幕末から戦後まで− 算数・数学の巻」を実施することになりました。
今回の実施にあたっては,数学の松宮哲夫先生(本学附属図書館天王寺分館長)に御協力をお願いして,8月から準備を始めました。
松宮先生には,出展資料の選定,および年表や解説の作成にあたり,いろいろと御助言を賜り,併せて,御自身が所蔵されている資料も一部出展していただきました。御多忙にもかかわらず,今回の展示会に御尽力いただきましたことを,ここで御礼申し上げます。
これまで御紹介してきた国語,算数の教科書は,ほんの氷山の一角にすぎず,まだまだ貴重な教科書等が書庫に眠っています。これらを展示していくためには,準備に時間と労力がかかるため,年に1回1教科というペースを取らざるを得ず,皆様に御満足いただけない向きもあるかと思いますが,こうした事情も御理解いただいた上で御支援いただければと思います。
最後になりましたが,この教科書展開催にあたっては,諸先生方・事務職員ほか,各方面からの御協力をいただきました。ここに厚く御礼申し上げます。
(大阪教育大学附属図書館事務長 川上健次)
編集担当者から
明治5年の学制から120余年の算数・数学の教科書を並べてみると,昔の教科書に新鮮なものを発見する。例えば,「たし算」を「よせ算」といっていたこと,「総九九」ではなく「制限九九」であったこと,”デシメートル”という単位のこと,実験実測のこと等々。また,教科書への当時の子どもたちの幼い書き込みの字にいとおしいものを感じる。
見学の皆様には展示の教科書をみながら,現代教育に足りないものを見出し,今後の算数・数学教育に資することになれば幸いである。
今後も教科を変えて教科書展をつづけていきたい。 (菅)
「第二回 昔の教科書展 −幕末から戦後まで− 算数・数学の巻」
会期:平成9年11月17日(月)から平成9年11月27日(木)まで
場所:大阪教育大学附属図書館 地下ラウンジ
第二回 昔の教科書展 −幕末から戦後まで− 算数・数学の巻展示目録
発行 平成9年11月17日
大阪教育大学附属図書館
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印刷 (株)トープ
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表紙 :開化童子往来 初編 松川半山著述 岡田茂兵衛刊 明治6(1873)年 より
裏表紙:大阪府尋常師範學校(明治19(1886)年9月〜明治31(1898)年3月)時代の
所蔵する教科書に捺印された蔵書印記(原寸大)